メディカルアロマ
メディカルアロマセラピーとは?
アロマセラピーには、薬理効果を持つ精油が体の内側からの不調(特にメンタル面)に働きかける力があると科学的にも解明されており、様々な作用のある精油をその症状に合わせて不調の改善に使用することを『メディカルアロマセラピー』といいます。
近年ではその力に注目し、統合医療に役立てようと医療・福祉現場での導入が進んでいます。
統合医療とは?
お薬などを使用する“西洋医学”と、人間の本来持つ自然治癒力を高めるアロマセラピーなどの“代替医療”などを併せ、心身の状態に合わせたケアをする医療を『統合医療』といいます。
西洋医学ではフォローしきれないメンタル面での不調ケアに
香りが脳へと直接作用するこが医学的にも解明され、その香りがお薬だけではフォローしきれないメンタル面の不調など心身に対し有効に働いてくれます。また、日々のケアとして取り入れることで予防としても役立ちます。
認知症予防や終末期ケアなど日本でも医療現場での導入が進む
高齢者や終末期の方の抱える心身の悩みや不安・治療という観点だけではなく疾病の予防や健康増進、また、終末期の方への精神的・身体的苦痛の軽減として緩和ケアなどでも導入が進んでいます。
一般的なアロマセラピーとの違い
一般的なアロマセラピーは精油の香りを楽しむ事を目的としますが、メディカルアロマセラピーでは精油の持つ薬理効果に着目し、症状に合わせた香りで自然治癒力を高め心身を健康な状態へと導く目的で使用します。
医療や福祉現場でも西洋医学だけではフォローしきれない症状・メンタル面・予防や健康増進などへの作用に注目しています。
こんな症状の方におすすめ
- ●風邪や花粉症での鼻づまり・咳などの諸症状
- ●気持ちの浮き沈み、体のだるさや疲労感
- ●不眠、過眠などの睡眠障害
- ●女性特有のホルモンバランスの崩れによる不調
- ●老化に伴う意欲低下や認知障害
アロマの香りが心身に働くメカニズム
アロマの香りが吸収されるルートには、呼吸器・皮膚などがあります。
その中でもアロマの香りでリラックスするのに大きくかかわるのが『嗅覚』です。
嗅覚はダイレクトに脳へと伝わる五感のひとつ。
その香りは、感情や本能をつかさどる「大脳辺縁系」、自律神経系をつかさどる「視床下部」等にへと情報が伝わります。
大脳辺縁系には、記憶をつかさどる「海馬」、感情を司る「扁桃体」等で構成されており、香りで懐かしい記憶が蘇ったり、心地よい香りが感情を落ち着かせたり、自律神経やホルモンのバランスの調整等をする「視床下部」は、副交感神経が優位になれば体の緊張もほぐれ、気分も落ち着き、心身ともにリラックスし安らぎや心地良さを感じるのです。
香り+タッチング(トリートメント)でリラックス効果が高まる
優しい圧で行うトリートメントは強ばった身体を緩めます。
タッチングがもたらすいい影響の1つが「オキシトシンの分泌」。
幸せの三大ホルモンでもあるオキシトシンは別名「癒しホルモン」「安静ホルモン」などと呼ばれており、ストレス緩和につながるホルモンです。
アロマトリートメントでは香りの作用にタッチングの効果が加わることで日ごろのストレスなどを大きく和らげリラックス効果が高まります。
身近な方のコミュニケーションや親子のスキンシップなどに取り入れてみてはいかがでしょうか?
その他のアロマ活用例
- ●芳香浴
- ●スプレー
- ●クリーム
- ●アロマバス
- ●スキンケア
- ●掃除
- ●消臭
人間の心や身体を司る部分へダイレクトにアプローチするアロマ。
ぜひ生活の中にも予防や健康増進のために取り入れてみてください。
テスターをご用意しております
院内待合に香りのテスターをご用意しており、メディカルアロマ資格を持つスタッフが香りのご相談を承っております。
お気軽にお声がけください。