11月になり、初孫の七五三に行ってきました。

 そもそも七五三とは、

3歳で初めて髪を伸ばし始める『髪置き(かみおき)』5歳では男の子がはじめて袴を着る『袴着(はかまぎ)』 7歳では女の子がはじめて大人と同じ帯をつける『帯解(おびとき)』 といった儀式を昔は行っていたようです。 昔は幼いこともが育ちづらかったことが多かったようで 無事に節目を迎えることができたお祝いをしたことが由来になっているようです。

(参考文献・引用文献/スタジオありすHP.より)

 孫娘には3歳さんということで、被布さんを用意。お着物は、50年前(!)に私が子供の頃に来ていた着物を母が洗い張りをして反物に戻しておいたものがあり、結婚前、母から「将来、気が向いたら使ってな。」と言われていたことを思い出し、その反物で仕立てました。

※洗い張りとは…きものを解いて反物の状態に戻して洗い、布のりを引き、湯のしや伸子張りで反物の幅を整えること。仕上がりは反物の状態。

 髪の薄い孫娘になんとか日本髪を結っていただき、夫が孫娘にプレゼントした赤いかんざしをつけて、着物を着せて、家族全員でお参りに行きました。

 普段からじっとしていられない孫娘なので、草履を投げ出して走り出すやら、袖の中に神社の玉砂利を入れるやら、あちらこちらでこけるやら、てんやわんやでした。

  赤い袖をひらひらさせながら、元気に動き回る孫娘の着物姿を見ているとき、ふと、私の着物を大切にしてくれていた私の母も一緒にお参りに来てくれているような気がしたりしました。

 この日は、私たち家族にとって、嬉しくて楽しくて、感謝の気持ちで満たされた幸せな一日となりました。