皆さん、こんにちは!

水虫と言えば、「夏」に多いというイメージを持たれている方もいらっしゃいますが、冬も意外に多いのです。特に女性は秋から冬にかけてブーツを履く機会も増え、水虫になってしまうことがあります。

まだまだ寒い日が続いているので、ブーツを履いている女性や革靴の男性のために、今日は水虫のお話をします。

【水虫(白癬)】

一般的に水虫と呼ばれる皮膚の病気ですが、医学用語では白癬(はくせん)と言います。水虫は、人間の皮膚が好きなカビ(真菌)による感染症の一種です。

  • 症状

 足の白癬(水虫)が一番多いのですが、頭や爪の中に入り込んでしまうこともあります。

<足の水虫(足白癬)>

  足の間の皮が剥けてボロボロになったり、湿ってジュクジュクしたりします。水ぶくれができてしまうこともあります。

  自覚症状に「かゆみ」もありますが、「かゆみ」伴わない時もあります。

<頭の水虫(頭白癬)>

  白癬(水虫)となった場所の皮膚が乾燥してカサカサになり、フケが出てかゆみを伴います。皮膚が赤くなり、ブツブツができたりもします。

<爪の水虫(爪白癬)>

  爪が白く濁った状態になり、爪の厚みが増したり変形したりして、爪がボロボロになってしまいます。

  • 治療法

 白癬(水虫)の部分の皮膚を採取して顕微鏡で確認し、白癬菌(真菌)が確認できれば、この白癬菌というカビが増えるのを抑える薬で治療します。白癬(水虫)になっている体の部位や皮膚の状態によって、塗り薬と飲み薬を使い分けて治療します。

  • 予防法

 足を洗って清潔にすること、さらに洗った後はタオル等でしっかり水分をふき取り、乾燥させることが予防の大原則です。

 また、白癬(水虫)は人から人に感染するので、家族に白癬(水虫)の人がいたらスリッパやバスマットを別々にする等の対策も必要です。

 

水虫には市販薬もありますが、市販薬は殺菌効果が強すぎて肌へのダメージが心配されます。一度治ったと思っても、肌がダメージを受けているとすぐに再発してしまいます。再発防止や症状に応じた治療を受けるためには医師に診てもらうことが完治への近道だったりします。

ぜひ早い段階で当院を受診してみてください。

 

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何か身体の不調、変化等ありましたら些細な事でも構いませんので、当クリニックを受診して頂き、

気軽に医師へご相談ください。

早めの受診、ご相談が患者さんのみならずご家族の健康維持・増進に繋がります。

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