私は大阪公立大学初期研修プログラム1コース(市中病院1年、大学病院1年)にて研修をさせていただいており、この度、2年次大学病院勤務中9ヶ月目の12月に貴院にて研修をさせて頂きました。

病院の外来と病棟での医療のみをこれまで経験してきましたため、市中のクリニックの業務、及び訪問診療については一切の経験がない状態で当月を迎えましたが、1ヶ月間にわたり、衣畑先生並びにスタッフの皆様に厚くご指導頂き、不安や不明な点などなく、充実した1ヶ月を過ごさせて頂きました。

衣畑先生の外来では、多くのことを学ばせていただきましたが、とくにクリニックがどのようにプライマリ・ケアを担い、そこからより高次の医療機関にどのタイミングで繋いでいくのか、という病院勤務ではなかなかみえてこない部分につきましてよく学ばせていただきました。また、内科的なことのみならず、皮膚科領域のことにつきましても多くのことをご教示頂きました。

他にも、訪問診療、訪問看護、訪問リハ、ケアマネージャーの調整業務など、地域連携の多岐にわたる部分まですべてを見学する時間をご準備頂きました。それにより、今後に病院で急性期を脱した患者様の自宅での生活の調節する際、内容をより具体的に充実した内容にし、かつケアの諸関係者が余裕を持って業務にあたれるように早期に手配を進めていくという意識が生まれました。

今回の1ヶ月を通し、いわゆる1次医療圏の成り立ちを学ばせて頂き、今後はいずれの医療機関に属していても、より患者様の生活を意識した医療が実践できるようになったと感じております。貴院で勉強させて頂きましたことを多くの患者様に還元、提供できますように今後も励みます。

1ヶ月間、誠にお世話になりました。