1 ヶ月という短い期間でしたが阪神野田ファミリークリニックの衣畑先生の元で地域医療の勉強をさせて頂きました。

地域医療で必要なことは

①性別、年齢を問わず患者と円滑にコミュニケーションし、限られた時間の中で必要な情報を聞き出す力、

②総合内科や皮膚科など地域の患者層に合わせた診療知識、

③患者さんのライフスタイルを把握し彼らに合った処方や服薬指導をすることだと学びました。

私は普段大学病院で研修しており、入院患者さんを担当させてもらっています。

入院となると病院が提供する環境の中で患者さんは治療していただくので、私自身あまり患者さんの普段のライフスタイルについて考慮することがありません。

今回の研修では、診療ガイドラインや薬の添付文書どうりの処方や服薬指導していても患者さんの日常の負担になっては服薬困難になり治療が進まないということを知りました。

そのため、普段から患者さんと円滑にコミュニケーションを取ることで、彼らの日常を知ることが重要であると思いました。

 

また、在宅医療に関わる介護士、ケアマネージャー、看護師、薬剤師の方々ともご一緒させていただく機会がありました。

他職種の方の仕事内容を具体的に知ることができ、今後どの様に相談したり仕事をお願いすればより協力し合えるかのヒントを頂けました。

 

最後に、このクリニックのモットーである「 病気ではなく病人を診る」を非常に身近に感じた 1 ヶ月でした。

私は研修医 2 年目で処置や書類作成に追われ時間や体力に余裕がない時、duty をこなすことを第一優先にしてしまいがちで、「 病人を診る」ことの難しさを感じている日々ですが、1 日でも早く一人前の仕事ができる様に精進したいと思います。

貴重な研修をさせていただいた衣畑先生をはじめファミリークリニックのスタッフの方々、本当にありがとうございました!