2019年11月16日(土)第2回院内健康セミナーを開催いたしました。

ご参加くださった方々、ありがとうございました。

非常に熱心な参加者の方々でして、質問が付きませんでした

【講演内容まとめ】

サイレントキラー(静かな暗殺者) 

 症状がないからといってそのままにしていると、高い圧力をいつも受けている血管が傷んで、

動脈硬化を引き起こします。その後

 ・脳梗塞や脳出血→片麻痺、寝たきり 

 ・狭心症や心筋梗塞、心不全 

 ・大動脈解離、大動脈瘤破裂 

 ・慢性腎臓病→腎不全→透析 

家庭での血圧の測り方  
 ・起床後1時間以内の朝食前、または寝る前   

 ・高血圧の薬を服用する前 

 ・排尿はすませてから 

 ・1.2分少しゆったりとしてから

どれがいい?家庭で使う血圧計   

  上腕に巻くものが最も正確

動脈硬化症の検査(当院で保険診療でできます)

 ・頸動脈超音波検査:

   総頸動脈、内頸動脈の血管の壁の性状や 厚さを超音波で見ます。

 ・動脈の硬さをみるCAVI検査と動脈の詰まりをみるABI検査:

   両腕・両足首の血圧と脈波を測定します。血管年齢がでます。 

治療は?

 食事療法(1日6gの減塩食)

 運動療法(一週間に3回以上行い、トータル1000~1500キロカロリー位の運動)

 それらをきちんと行っていても血圧の下がりが十分でなければ、薬が処方されます。

薬は一生飲まないといけないのですか?

 高血圧は体質的(遺伝的)要因と環境的(環境、生活習慣等)要因の双方が関与して起こることが

知られています。高血圧と診断された後に、運動、体重減量、節酒、塩分制限、カリウム摂取、

ストレスの減少、禁煙等、生活習慣の改善で血圧が下がり、降圧薬(血圧を下げる薬)

を飲まなくてもよい場合があります。

→かかりつけ医にご相談ください